ヒトデ

 
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ヒトデ習性

すべては海産の底性動物。泳ぐものはない。ほとんどは管足で基盤上に吸着しつつ這うが、一部に砂の中に潜れるものもある。いずれにせよ、動きはゆっくりしており、素早い動きができるものではない。

しかし、その体は柔軟で、一見かなり固いのであるが、実際には骨板のつながりあった骨格なので変形がかなり利く。大きなヒトデが信じられないような隙間に入り込んでいることがあるし、また引っ繰り返された場合には体を大きくひねって元に戻ることができる。

デトリタスを食うものもあり、深海性の種は主にそれであるが、肉食性のものも多い。餌は二枚貝などの動きの遅い小動物であるが、海洋ではこの範疇の動物はかなり数が多いので、ヒトデは重要な肉食者である。その食べ方は独特で、二枚貝を腕に抱え込み、管足の力でじっくりと時間をかけて開ける。さらに、胃を体外に出すことができ、これで食物を包んで消化液を出し、そのまま消化吸収してしまう。

このような特殊な食べ方で、普通の動物には食べにくい固着性の貝(カキ等)なども餌にしてしまう。一説によると、ホタテガイなど二枚貝の一部に見られる急激な移動能力はヒトデの捕食から逃れるために発達したと考えられている。実際には甲殻類や環形動物、時には小魚までが餌になっている。


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